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柳ヶ瀬断層は琵琶湖西岸断層と並ぶ活断層で、その名が付く柳ヶ瀬付近の断層崖は見事というほかありません。
山は新谷山、山上は拡大造林で荒れていて登山者を見かけることはありませんが、急斜面の断層崖には自然林が残り柳ヶ瀬から見上げる山の姿は登高欲をそそります。
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山上南端に三等三角点点標柳ヶ瀬がありますが、北端の最高点はそれより100メートルほど高く760メートルで西の行市山や東の七々頭ヶ岳よりも高い山です。
柳ヶ瀬起点で最高峰へ登り三角点峰から下るルートで楽しんでいて、来週日曜の余呉トレイルクラブ例会七々頭ヶ岳新谷山スルーこともあり下見を兼ねて昨日行ってきました。
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断層崖は三角末端面が特徴で、野坂岳が望める尾根頭の急斜面登りは楽ではありませんが、けものみちをつないで歩を進めると思いのほかスムーズに高度を稼ぐことができます。
彼らの道づくりはどこでもそうですが無駄がなく見事なもので、背が高いこちらは枝払いをするだけでルートとして採用です。
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登り下りはルート整備をしますが、広い山上はノータッチでこの山にふさわしい藪を漕いで横山岳が顔をのぞかせる最高峰から三角点峰歩きを楽しみます。
三角点脇には真新しいクマのカワハギが何本もあって、下る途中の下の沢からそれらしい鳴き声も聞こえて久しぶりのご対面かと期待しましたが、ふられてしまいました。
ともあれ余呉湖琵琶湖を眺めながらの八幡神社への下山はいいものです。
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▲余呉トレイルマップ2019

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山と自然研究会青山舎・代表檀上俊雄
山・自然・旅トレイルアドバイザー・日本旅のペンクラブ会員 bluemountainlodge1981@gmail.com
[最近の取材執筆制作]
 『山登りはこんなにも面白い』ナカニシヤ出版2018/旅びと2018「屋久島への道」/旅びと2017「白山への道」/ヤマケイ『関西ハイキング2017』いざ雪の山へ「チセロ山」地図読みを学んで安心登山「イチゴ谷山」/ナカニシヤ出版『京都府山岳総覧』北山の分水嶺、丹後半島高山・高尾山・柳平//余呉トレイルクラブブログ・北山分水嶺クラブブログ・青山つばさ登山会ブログレポート
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[せいざん例会案内] 
青山舎がプロデュ―スするもので、どなたでも参加できます。申し込みはbluemountainlodge1981@gmail.comへメールで。☆ヒルウォーク、☆☆マウンテンウォーク、☆☆☆マウンテントライアル
6月16日(日)北山分水嶺クラブ・名山魚谷山桟敷ヶ岳区間☆☆地下鉄国際会館8:00集合@北山分水嶺歩きはいよいよ魚谷山から桟敷ヶ岳突入です。
6月23日(日)余呉トレイルクラブ・名山七々頭ヶ岳新谷山☆☆ウッディパル余呉9:15集合@新緑のブナ林山頂の観音堂瑠璃池は味わい深く、新谷山へのスルーも手軽で楽しめます。
6月27日(土)28日(日)青山つばさ登山会・霧ヶ峰和邇8:00集合@軽装でクラシックルート観音沢道から御射山へ登り、八島ヶ原湿原から車山の霧ヶ峰核心部を歩きます。ソロテント泊。
7月6日(土)青山トライアル針畑芦生カベヨシ☆☆和邇駅8:00集合@針畑川源流から由良川源流へ。
7月13日(土)青山ウォーク分水嶺越・深坂峠☆JR和邇駅8:00集合@北陸道古道を新疋田駅から近江塩津駅まで歩いてみたいと思います。

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「山の本2019夏号の見本誌が白山書房から届きました。静山紀行で書かせてもらったのですが、いい山登りが活字になるということはいいものです。読み返してみると文章の拙さはともかくとして、その時の感動が甦ってきます。今年もアルプスの夏山スタートですが、一対一で向かい合う静山との出会いが楽しみです。ぜひご一読を。」